- 就職、転職面接での短所を人見知りにしても大丈夫なのか?
- 短所を人見知りにした場合、どう伝えるのがベストなのか?
どーもまっさんです。
実は、人見知りを短所だと答えた場合、就職や転職の面接では不利になる可能性が高いです。やはり仕事はコミュニケーションや人間関係が重視されるからです。
ですが、答え方によっては逆に『自身のネガティブな要素である人見知りについて、うまく答えている。コミュニケーション力が高い人だ』と評価されて、合格率が上がります。
私は、仕事が続かない時期が続き、20回以上面接を経験しました。8割くらいの高確率で短所を聞かれ、人見知りを短所だと答えてきました。
そんな私の面接の合格率は7割を越えてます。
そんな経験をもとに、就職や転職で人見知りを短所として使用する場合のノウハウや心得を、この記事を通して示していこうと思います。
この記事を最後まで読んでもらうと、
- 面接で短所を聞かれる意図を理解することができて、不安が軽減される
- 就職・転職面接で短所を人見知りにした場合の注意点がわかる
- 就職・転職面接で短所である人見知りを伝える方法がわかる
がわかります。
もくじ
1.なんで面接で短所である人見知りを答えなければいけないのか?
まずなぜ就職などの面接で短所を聞かれるのか?
その理由には、下記のことがあります。
- 自分をちゃんと理解しているのか知りたいから
- 仕事の向き不向きを知りたいから
- スタンダードすぎる質問にどう工夫をして答えてくるかしりたい
- シンプルにコミュ力をみている
それでは、詳細をどうぞ!!
▷自分自身をちゃんと理解しているのか知りたいから
就職や転職をするという事は、ある一定の年齢は超えているはず。
それなのに自分自身を客観的に見れず、自己理解が進んでいない人は、自分がどのような人生を生きたいのかについての認識が甘く、目標設定や能力開発、得意不得意など、自身の方向づけが曖昧になりやすいです。
そうなれば、仕事のスキルアップやステップアップを明確化できず、なんとなく働いてしまうため、会社に利益を生み出すと考えづらいため、あまり採用したくない人材となるからです。
それを見極めるために、長所や短所を聞いて、自己理解を深めているかどうかをしりたいのです。
▷仕事の向き不向きを知りたいから
あなたが提示した短所から、あなたがこの仕事が向いているのかどうかを見極めたい。その情報の一つとして、短所を答えさせているんです。
長所や短所は性格的な部分に大きく関わります。
性格は、人の向き不向きを左右するもので、仕事との相性にも関わりが深いです。
だから、そこを聞く事で、適材適所を判断する精度を高めようとしているんです。
人見知りな性格が短所を例に言うと、人見知りでうまく初対面の人と会話できないのに、飛び込み営業なんてかなりハードル高いし、成果が出にくいことは、採用する側も分かっています。
だから、そのような採用のミスマッチを防ぐ意味で長所や短所を聞いてくるんです。
▷スタンダードすぎる質問に対して、どう自分流に答えてくるかを見たい
面接での回答について、今の時代はネットを調べれば定型文としての回答がすぐ見つかります。
ですが、それを丸暗記して答える人材に正直誰も興味を持ちません。
長所・短所の質問は、スタンダードすぎるくらい面接では定番の質問です。
それをどう自分なりに話すのかを面接官は見たいのです。
やはり、“考えて動く”事が仕事には大事な資質です。
自分の性格のことくらい自分で考えて、自分なりに工夫や言葉をチョイスし回答できなければ、さらにハードルの高い仕事においての“考えて動く”なんて実現できるわけがないと考えるからです。
▷シンプルにコミュ力をみている
コミュニケーションスキルを見ているとも考えられます。
自分なりに話すことは、日頃から会話をこなしていなければ、なかなか難しいことです。
面接では当たり前のように緊張しますが、そんな中でも自分のことくらい話せなければ、お客様の前や大事な商談などで、相手を満足させる会話なんて不可能に近いのです。
そして、合わせて考えていただきたいのは、コミュニケーションは話すだけでなく相手の話をちゃんと聴けるかも重要です。
ぺらぺら自分の話だけをするのでは、コミュ力が高いとはいえないのです。
そこを注意しておいてください。
2、短所を人見知りにした場合の注意点
短所を人見知りに設定した場合、こんな注意点を気にする必要があります。
- ネガティブなものとして伝わらないようにする
- コミュ力に難があると思われないようにする
それではどうぞ!
▷ネガティブなものとして伝わらないようにする
人見知りという短所をネガティブなものとして 面接官に伝わってしまったら、採用は見送られる確率は高くなります。
採用する側はできる限りより良い人材が欲しいです。
だから、ネガティブに写る要素が多い人間は、当たり前ですが採用したくない。
ですが、人見知りを短所とした場合、伝え方を間違えれば、ネガティブに受け取られることは全然あります。
基本的に仕事はコミュニケーションです。
それがうまく取れないと面接官に判断されれば、もうほぼ採用されることはないでしょう。
だから、短所というネガティブな部分をポジティブな方向で伝える工夫をすることです。
例えば、こんな感じ!
①『人見知りを私の短所と考えています。ですがその分、会話に対して繊細な受け止め方をしているからこそ、相手の気持ちをよく考えて発言できていると考えます。知り合いにはよく、〇〇さんと話すと落ち着く、楽だなんて言ってもらえます。』
②『私の短所は人見知りです。ですが、この短所のおかげで、少ない人間関係を大切にし、色濃く深い関係性を築く事を学べました。初めは打ち解けるまでに即効性はありませんが、一度関係性を気付ければ、深く長い付き合いの構築が可能だと思っております。』
③『人見知りが私の短所ですが、この短所があって良かったと感じています。理由は、人見知りで人間関係について悩んだ時間が多いからこそ、どんな人間にも私と同じように辛さや痛みがあり、それとうまく付き合いながらいいているんだなぁと気づく事ができました。』
ポイントとしては、人見知りが短所ではあるものの、そこから次の段階に進めた、成長できた、実行できたなどポジティブな事柄につなげる事です。
▷コミュ力に難があると思われないようにする
人見知りが短所と答える事で、面接官にコミュニケーション能力を疑われてしまうとリスクがあります。
人見知りの世間的な悪いイメージとして、
- 無口で話さない
- オドオドしていてはっきりしない
- 目を見て話せないので不快
なんてものがあります。
だから、ただ人見知りが短所と答えただけでは、面接官にに勘違いされて、『この人、人見知りならコミュニケーション能力低くのでは?仕事にならないのでは?』
なんて思われてしまう事もあります。
だから、『人見知りだけど、慣れればコミュニケーション全然取れますよ』ってところをアピールしたり、コミュ力の有無と人見知りは関係ないってところを付け加えて伝えましょう!
例えば、こんなのどうでしょう。
①『私は人見知りですが、話すことは苦手だと思っていません。その理由として、長く付き合っている友人や恋人には、話が面白いし、リアクションもいいから一緒にいて楽しいなんて言われています。やはり初めは打ち解けるまで時間がかかる反面、打ち解ければ人見知りだと感じさせないコミュニケーション能力があります。』
②『私は人見知りが幼い頃から短所だと感じていました。だから、さまざまな書籍を読んだり、最近では動画サイトなどで学びを得ようと、“コミュニケーション 学習” “コミュ力 向上”などでよく検索して少しでも改善を進めようと努力はしております。それでも足りないと感じるようであれば、仕事の中でコミュニケーションも合わせて学んでいければと考えております。』
ポイントとして、『人見知りだから話せない』という面接官の不安を払拭させるような内容を回答することにあります。
それを他人の目を気にすることで、一気に悪い部分にフォーカスが向いてしまい、ネガティブになるんです。
だから、自分の悪い部分を否定せず、認める癖をつけておくと、面接のような緊張状態で自分の短所を話すところでも、うまく話せます。
まとめ
人見知りもそうですが、自分にとってネガティブな部分を他人に話す場合は、どう伝えるかをいつも以上に考える必要があると考えます。
それは、ネガティブな気持ちを他人にぶつけることになるからこそ、相手が嫌な気持ちになりやすく、下手をしたら、ネガティブを理由に嫌われたりもするからです。(体験済み)
すっごい仲良い人とか、自分を理解してくれている人であればいいのですが、面接官は、基本的に初対面の人です。
だから 、相手にネガティブな気持ちを抱かれないようなに、注意しながら伝えましょう。
短所は誰にでもありますが、それをどう捉えているかによって、相手への伝わり方は大きく変わります。
なので、短所を単に悪い部分とするのではなく、それによっていい思いをした経験や人見知りで得られたメリットなどを理解して、面接の前に、自分中で短所の捉え方を変えておきましょう。
そうすれば、表情も変わり、相手に悪く伝わることはなくなると思いますよ!