この記事は、
・コミュ障がコミュニケーションを図る時の心構え
について書いています。
コミュ障でも、良い感じにコミュニケーションを図る方法はあります。
どーも、まっさんです。
私も長い間、苦手なコミュニケーションに苦しめられてきた一人です。
●記事の信憑性●
かれこれ15歳から対人コミュニケーションで悩み、20代後半には、それが病的にひどくなり、対人恐怖症と抑鬱状態に陥った経験がある。
そこから、対人恐怖症(社会不安障害)によりなかなか生活が安定しない日々が約8年ほど続いた。
そして、現在。さまざまな策を講じて、対人恐怖症を8割型、克服している。
そのそんな経験から、現在も人間関係における、様々な書籍や情報を収集している。
そんな私の経験から、コミュニケーションで悩んでいる方々に下記のことをお伝えしたいと思います。
・コミュ障を認めてしまう事の大切さ
・コミュ障が良い感じにコミュニケーションを図る具体的な方法
について書いていきます。
もくじ
1.コミュ障がコミュニケーションを図る為に必要なマインド
コミュニケーションが苦手だと思っている人にとって、何の武器も持たずコミュニケーションを図るのは少しハードルが高いです。
だから、コミュニケーションを図る為のマインド(考え方)を身につけておくと何も持たない状態よりはだいぶマシになります。
私が対人恐怖が酷い時に持っていたマインドこんな感じです。
- 他人は自分に興味が無いことを知る
- 不安や恐怖は自分が勝手に作った妄想だと知る
それではご参考になれば幸いです。
▷ 他人は自分に興味が無いことを知る
他人は基本的に自分には興味が無いというのを知ることで、少しコミュニケーションが楽になります。
というのも、コミュニケーションを図ることが苦手な人は、自意識が強く、他人の評価を気にする傾向にあります。
私もそうです。
ですが、他人はそこまであなたに興味が無いと知っておくと、自意識過剰になることを防ぎ、『うまく話せないからどう思われるだろう』などの他人の評価を気にする事から少しは解放されます。
人の評価を気にすると、失敗が怖くなります。
人の評価を今よりも気にしなくなれば、
『失敗があってもいいや』となれるので、
人と話す上での緊張感や不安が軽減されます。
そうすると、今より楽にコミュニケーションを図ることができるのです。
▷不安や恐怖は自分が勝手に作った妄想だと知る
コミュニケーションにおける不安や恐怖は、自分の頭の中で勝手に作ってるイメージです。
いわゆる、妄想です。
ということは、自分で自分のクビを占めているに過ぎない。
だから、シンプルに自身で勝手に作ってる
妄想を辞めるだけ。
自身のコミュニケーションに対する悪い妄想を持ってしまうと、その妄想のフィルタを通して世の中を見てしまう。
そうなると、自身の悪い部分ばかり見つけてしまったり、そうだと思う証拠を集めてしまうので、いつまで経っても自分はコミュニケーションが苦手、うまくできないという思いから抜け出せなくなります。
私も自身のコミュニケーションに自信がなく、
『うまく話せないから、きっと嫌われる』
『コミュ障だし、何言ってるかわからないと恥をかくだろう』
などの悪い妄想を持っていて、人に近づく事をしませんでした。
ですが、この妄想は自分で勝手に思ってる事だと気付きました。
世の中を見渡すと、意外と話せるのに人に嫌われてる人もいたし、コミュ障っぽい人でも趣味によって人と繋がれてる人は沢山いるんです。
その時、『これ自分が自分に対してどう思うかなんじゃね?』
って思ったんです。
つまり、自分が勝手に作り上げた『コミュニケーション苦手、できない、嫌われる』などの妄想を気づいて、方向転換を意識する事です。
2.コミュ障を認めてしまう事の大切さ
自分がコミュニケーションが苦手だという前提を持って他者とコミュニケーションを図ることで、こんな利点があります。
- うまく話せなくても、自己否定が起こらなくなるので、成長に繋がりやすい
- 開き直れるので、ストレスが減る
について、自身の体験を踏まえて書いていこうと思います。
▷ うまく話せなくても、自己否定が起こらなくなるので、成長に繋がりやすい
コミュ障を認めておくと、うまく話せない無くても、
『コミュ障だからこんなもんさ!』
『コミュ障な割に意外といけたわ!』
などのコミュニケーションに対するハードルが下がるので、その後落ち込むなどのネガティブな思考の暴走を避ける事ができます。
もし、自身のコミュ障を認めてないと、
『なんでうまくできないんだ!』
『コミュ障過ぎてダメだ!』
などの自己否定を内側で繰り広げてしまうんじゃ無いでしょうか?
私は何事にも自己否定が強かったのです。
ですが、自己否定すると前に進めなくなると気づいたんです。
例えば、コミュニケーションをうまくなりたいと思って行動しても、コミュ障だからうまくできません。
ここで自己否定マンだと、
『結局うまくいかないダメなやつなんだ』
『何やってもうまくいくわけない』
など、チャレンジすらも否定してしまって、次の行動をやめてしまうんです。
そうなれば、コミュニケーションもそうだし、仕事も趣味もスキルアップは叶いません。
だって、最初のうまくできない時期は100%あるし、挑戦したては失敗の連続が当たり前だからです。
でも、失敗から学んで成長するのが人間です。
自己否定でその行動を辞めたり、行動すること自体が辛いと感じてしまえば、失敗できないから学べなくなり、前に進めくなって、年齢ばかり重ねて・・・
私は自分の自己否定に気づくまで、何事も諦めが早く、仕事もうまくいかないとすぐ辞めてました。
コミュニケーションなんて恥をかきたくないから、逃げ回ってましたし。
振り返るとその時期、何も成長できてなかった。
やはり自分の弱さを認める事で、その弱さに対する学びを受け入れやすくなるんだと感じます。
だから、コミュ障を認めて、ハードルを下げて、成長に繋がる行動を繰り返してやっていける心構えを身につけた方が、コミュ障から抜け出せる可能性が高いです。
▷ 開き直れるので、ストレスが減る
『自分はコミュ障ですけど、何か問題でも?』
と開き直れると、コミュ障だからといってそれを気にして、ネガティヴになる事が減るので、ストレスも軽減ができます。
開き直ることって、生きている上でかなり重要です。
人間、誰でも得意な事や向いている事もあれば、逆に全然うまくいかないと事、才能がない事もあるんです。
それは遺伝子のレベルで決まっているので、そう簡単に変える事はできません。
だから、どこかでできない事はできないと、開き直って自分のできる事をメインにして生きていくと、ストレスを感じる可能性が減ります。
私は過去、対人恐怖症(社会不安障害)でなかなか外出ができない・できても行ける場所がかなり限定されてしまう時期がありました。
やはりできない自分を責めていて、毎日落ち込んで暮らしていました。
仕事も思うように出社できなかったり、そもそも電車に乗れなかったり・・・
かなり苦しかった。
ストレスしかなかった。
今振り返ると、できない事を常に考えて、そのできない事をなんとかしないとと生きていたからです。
今だから言えますが、これをできる事に焦点を当てて、行動していたら、もっと早く症状は良くなっていたなと感じています。
例えば、
- 無理に働かず、まず治療に専念する
- 家族の協力を仰ぐ(一人暮らしだったので一人でなんとかしようとしてました。)
- 病院の集団療法などからトライしてみ
- 短時間の近場のバイトで人と働く事に慣れてから、本格的に正社員になる
などです。
だから、コミュ障でうまくコミュニケーションが図れないと悩んだ場合、まずはコミュ障なんだと認めて開き直る。
そして、コミュ障でもできる事を頑張れば良いんです。
仕事だったら、コミュ力を求められる事を避けるとか、一人で楽しめる趣味を見つけるとか、同じようなコミュ障がたくさんいそうなコミュニケーションの教室に通ってみるとか。
開き直る事はネガティヴな事ではなく、ストレスに囚われず、自分が楽しめる生き方や可能性の発見に繋がると思います。
3.コミュ障が良い感じにコミュニケーションを図る具体的な方法
コミュ障でも、どうにかしてコミュニケーションを図って、少しずつでもスキルアップしていきたいですよね。
というわけで、コミュ障だし人怖いけど、合コンに行っていた私から、
- とりあえず、相手の話を共感して聴きなさい
についてお話しいたします。
▷ とりあえず、相手の話を共感して聴きなさい
コミュニケーションは共感と傾聴ができれば、むしろ話せる事より勝ち点が高いです。
人は自分の話を聞いてもらいたいと思っています。
それは誰だってそうなのではないでしょうか?
自分だってそうなのではないですか?
だから、人の話を共感しながら聞けるということは、話を聞いてもらいたい相手にとってはまさに天使です。
そして、なんといってもコミュ障には繊細な人が多く、この共感する力や聞く力が高いんです。
自分が自分が!っていう人には聞く力は無いだろうし、人の顔色を伺ってしまう性質があるからこそ、相手の感情に気づきやすく、共感を示せるとも言えます。
というわけで、無理に話す力を身につけなくても、聞く力さえ身につければ、コミュ力は高いと言えます。
では、具体的にどうするか?
私も話すの苦手でしたが、人は共感されたい、話を聞いてもらいたいんだと気づいてから、こんな事をしてトレーニングをしました。
とりあえず、コミュ障でもできるスキルアップ方法です。
●ラジオ(ゲストトークなど相手がいる状態)を聴いて、相槌やどんな質問をしているかを観察する
→ゲストをもてなすトーク番組から、人から言葉を聞き出すスキルや相槌のタイミングも学べるし、アプリを使えば、いつでも勉強できる。
●関連書籍を読み、声を出して読む
→実際の会話を想定し。声を出して読む事でスキルアップを図る。
相槌のパターンや質問などは、バリエーションを持つ事を意識して取り組む。
●多くの名作ドラマや映画をみる
→人の気持ちが揺れ動くドラマや映画を多く見ておくと、こんな時にこういう事を思うんだなど、相手の気持ちに敏感なり共感力が鍛えられる。
聞く力もそう簡単には身につきませんが、共感や聞くことが大事だと意識するだけでも、日頃のコミュニケーションが違って見えてきます。
(もしかしたら、他人を否定するような言動などが多い自分に気づいたりするかもです。)
まとめ
今回は、良い感じにコミュニケーションを図る方法として、
- コミュ障がコミュニケーションを図る為に必要なマインド
- コミュ障を認めてしまう事の大切さ
- コミュ障が良い感じにコミュニケーションを図る具体的な方法
についてお伝えしました。
コミュニケーションは誰でも悩むものですが、実はコミュ障なんて障害はなく、誰でも人間関係をより良くするコミュニケーションは取れるんです。
それにはまず考え方をいい方向に変えていく事が何よりも重要で、そのためには自分を否定するのではなく、認めながら進むという事です。
今回の記事は、私の経験や主観を踏まえているので、これが100%正解というわけではありません。
ですが、何かのお役に立てれば幸いです。