この記事は、
嫌な同僚・上司と我慢して付き合わなきゃいけないのか?
仕事の人間関係のイライラやストレスはどの程度まで我慢すべきなのか?
について書いてます。
仕事の人間関係で辛い思いをしている人は多いのではないでしょうか?
ハラスメントやイジメ、孤立など様々なネガティブな問題をよく耳にします。
そんな中で働いていれば、ストレスや不安、恐怖など毎日のように感じては、体調を崩したり、落ち込んだりして苦しい思いをするのは当たり前です。
ですが、多くの人はそんな辛く苦しい状況でも『仕事だから…』と我慢して頑張っているものです。
僕は人間関係が苦手で、不安を感じやすい性格です。なので、人間関係が良くない会社で働いていた時もありますが、しょっちゅう体調を崩していましたし、毎朝絶望的な気持ちで目が覚めるのを経験しました。
それでも、数年我慢して過ごし、結果、抑うつ状態となり、仕事復帰まで辛い思いをしました。
こんな辛い経験をしている僕から言わせてもらうと、辛い人間関係を我慢して仕事をする事は、ただただ自身のデメリットにしかならないという事です。
もくじ
1.辛い人間関係を我慢して続けてるのはなんで?
▷我慢して続けることは素晴らしい
どんな事でも石の上にも3年なんて言います。日本に古くから伝わる一つの事を3年続けないと一人前じゃない説です。
もちろん会社員として仕事をする上で、一つの仕事もしくは会社に3年以上いた方が、職歴として評価される確率は高くなります。
だから、
『やっぱり我慢して続ける事で評価されるんだな』
『我慢する事は素晴らしい事!だから辛くても頑張らないと。』
なんて思いますよね。
“我慢は美徳”という考え方が日本にはあるように感じます。
▷今の場所を離れる事に不安と恐怖を感じる
辛い人間関係を我慢している理由に、転職して環境や仕事を変える事が不安だったり、怖いと感じてる場合もあります。
だから、辛いけどまだ我慢できるからこのままでいようと…
人間は安全圏(コンフォートゾーン)から抜け出す事に強い不安や恐怖を感じる生き物です。
今の我慢と新しい未開の地に赴く恐怖や不安を天秤にかけて、まだ我慢の方が楽かもと思っている。
▷誰かに言われたから
自分に自信がない人は、他人の意見やメディアの情報に流されやすいです。
そういう人は、自分がどうしたいよりも友達や家族、さらには知人やネットがこう言っているから、それに従おうと自分の行動を他者に依存している状態に良く陥ります。
今の人間関係が辛くても我慢している理由に
『この会社はいい会社だってネットにも書いてあるから辛いけどやめるの勿体無い』
『まだやめるの早いって友達にも、家族にも言われたから』
など、第三者の意見を自分の意見より正しいと思ってしまうというものがあります。
自分に自信が無かったりすると、今の人間関係に辛いと思っている自分が間違っているのでは?と感じ、我慢してしまっている。
2.辛い人間関係に我慢しなければ、こんないい事がある
▷ストレスが圧倒的に減る
辛い人間関係を我慢しなければ、日々のストレスを圧倒的に減らす事ができます。
そうなれば、性格も明るくなりもっと行動的になれたり、余計なことを考え無くなるので、集中力が増し、仕事の生産性がアップします。
ストレスを減らし、今より明るく行動的になれば、新しい場所での新しい出会いもあるだろうし、今ある大切な家族や友人にも良い影響しかありません。
仕事に集中できれて生産性も上がれば、責任ある仕事を任せられたり、収入のアップも叶うかもしれません。
▷自信がつく
辛い人間関係を我慢している限り、常に頭の中はマイナスな考え方が浮かんだり、落ち込んだり繰り返します。
そうなれば、自分自身を信頼する力が下がり、不安や恐怖を感じる事が増えていきます。
そうなれば、自信なんて持てないのは当たり前です。
なので、今の辛い人間関係から離れる事ができれば、そんな不安や恐怖から解放されて、マイナスに考える事も減り、自分に対する信頼を取り戻せるんです。
▷費やす時間
人間関係に費やす時間は、意外と多いです。
その時間が楽しかったり、良い気分になれる人間関係の為に使われるのであれば、最高の時間と言えます。
ですが、辛い人間関係の為にあなたの貴重な時間を費やすなら、それは単なる無駄な浪費です。
なので、今の辛い人間関係から離れる事ができれば、貴重な時間を無駄に費やさずに済み、その分別のポジティブな活動に時間を費やす事ができるようになります。
3.我慢の限界を知っておく事が大事!
▷我慢の限界はどこ?
あなたの我慢の限界はどの程度なのかをしっかり把握しておく事が大切です。
ここを超えたらソッコー逃げるラインをあらかじめ設定して置くことが、自分を守る事に繋がります。
ですが、
『こんなに辛い事を我慢した事ないから、限界なんてわからないよー』
って人も多いと思います。
なので、まずは自分の体調や感情の変化に敏感になる事から始めましょう。
やはり我慢がもう効かなくなってくると、今までの自分と比べて、何かしら負の変化が起こってきます。
例えば、
・酒の量が増えた
・落ち込む事が多くなった
・イライラが収まらない
・今まで楽しめていた事が楽しくない
・無断欠勤をしてしまった
などなど。
負の変化は個々で違うと思いますが、辛い人間関係を我慢しているとわかっていて、
そんなある日…
『なんかおかしいぞ?』
ってなったら注意が必要です。
それがあなたの我慢の限界ラインなんです。
▷酷い扱いを受けたら、もう我慢しなくていい
辛い人間関係に対して我慢しているということは、何かしら同僚や上司に不満を感じていたり、不遇を受けている。最悪の場合、ハラスメントやイジメなどを受けているなんてのもあると思います。
もし自分が会社の人間関係において、どう扱われたら、迷わず離れるのかを決めておいたほうがいいです。
やはりハラスメント行為などは、我慢しているとさらにエスカレートしていき、鬱などの精神的な病気などに追い込まれてしまう危険もあります。
僕の場合、上司からモラハラを受けた過去があり、下記のような事をやられていました。
・仕事を渡さない
・陰口や悪口は当たり前
・周りに変な噂を流されて孤立させられる
・さらに上の上司にある事無い事をでっち上げられ報告される
一番辛かったのは、孤立させられた時です。
そこから少しは我慢していましたが、やはりメンタル面での不調が出るようになりました。
それでも僕はクスリを飲みながら、その会社に居続けましたが、ここが逃げるタイミングだったんだと今は思います。
我慢しなければいけない人間関係の中で働く事は、何一つ貴方にメリットをもたらしません。
現状をしっかりと把握して、こんな扱いを受けるのはおかしいと感じたならば、早めに行動を起こしましょう。
まだ余裕があるのであれば、その会社を逃げ出せる準備はしておいた方が良いです。
まとめ
ハッキリ言います。
もう辛い人間関係に我慢なんてする必要ないんです。
今はもっと自由な人生が送れる世の中に変化してきています。
石の上にも3年なんて言葉があるから、『辛くても3年頑張らないとっ!』
なんて思ってしまいますが、
そもそもそんなのは、終身雇用が当たり前で正社員で働ければ会社に守ってもらえた昭和の考え方が根っこにあるからです。
それに昔はネットが無かったので、転職の情報なんてそう簡単に集められませんでした。
だからこそ、辛くも我慢は当たり前だった。
でも今は違います。
ネットを見れば転職の情報で溢れているし、転職エージェントが登場したのもごく最近です。それに、昔は35歳を超えたら正社員で転職できないなんて話もありましたが、それも崩れつつあります。
さらに、ネットの登場によりフリーランスで働く人も増え、会社で働く事が正義だと考えられた時代は、もう終わりつつあります。
それなのに、会社の辛い人間関係に我慢するんでしょうか?